【SQL】 CAST関数の使い方(データ型の変換を行う)

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変換関数
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【SQL】 CAST関数の使い方(データ型の変換を行う)

CAST関数は、ORACLE   MS-SQL   で使用できます。 

CAST関数 : 書式

書式 CAST(expression AS data_type)
引数 expression:データ
   data_type:変換するデータ型
戻値 データ型が変換された値

CAST関数 : 解説

CAST関数は、データ型の変換を行う関数です。この関数では、引数「expression」で指定したデータを、引数「data_type」で指定したデータ型に変換します。変換できるデータ型は、各RDBMS製品が扱えるデータ型になりますので、マニュアルなどを参照して確認ください。

記述上の注意としては「AS」を用いるという点があります。また特に注意しなければならない点としては、引数で与えたデータが、データ型を変換した結果、値が列指定範囲に収まりきらない場合や、変換するデータ型に変換できない場合にはエラーとなります。

CAST関数 : 使用例(ORACLE:数値型から文字列型に変換)

SQL文  ORACLE 
SELECT CAST(1234 AS VARCHAR2(16)) 文字列 FROM DUAL;

実行結果
文字列
1234

CAST関数 : 使用例(ORACLE:文字列型から日付型に変換)

SQL文   ORACLE 
SELECT CAST('2020-02-14' AS DATE) 日付 FROM DUAL;

実行結果
 
日付
2020-02-14

CAST関数 : 使用例(MS-SQL Server:数値型から文字列型に変換)

SQL文  MS-SQL
SELECT CAST(1234 AS NVARCHAR(16)) 文字列

実行結果
文字列
1234

CAST関数 : 使用例(MS-SQL Server:文字列型から日付型に変換)

SQL文   MS-SQL
SELECT CAST('2020/02/14 00:00:00' AS datetime) 日付

実行結果
日付
2020-02-14 00:00:00.000
CAST関数と同様の機能を提供する関数としては、
ORACLE では、TO_DATE関数TO_NUMBER関数
MS-SQL Server では、CONVERT関数  があります。

【SQL・ORACLE】 TO_DATE関数(日付型に変換する)の使い方
TO_DATE関数は、数値型、文字列型のデータを日付型に変換する関数です。さらに日付をどのように表記するかという書式を指定することができます。指定できる書式は、一覧表を参照して下さい。この指定できる書式は、TO_CHAR関数と同じ表となります。
【SQL・ORACLE】 TO_NUMBER関数(数値型に変換する)の使い方
TO_NUMBER関数は、文字列型の値を数値型に変換する関数です。数字で構成された文字列を数値型に変換することができます。いちれべ.comは、オラクル、MS-SQL、MS-Access で使用可能か一目でわかるサイトです。
【SQL Server】 CONVERT関数の使い方(データ型の変換を行う)
CONVERT関数は、データ型の変換を行う関数です。この関数では、第2引数で指定したデータを第1引数で指定したデータ型に変換します。変換できるデータ型はSQL Serverが扱えるデータ型になります。またCONVERT関数では第3引数により日付型を変換するときに書式を与えることができます。

関連リンク

関数一覧
SQLリファレンス > 関数
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