【SQL】 TRIM関数の使い方(指定する文字を削除する)

文字列関数
文字列関数
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TRIM関数は、以下で使用できます。
 ORACLE MS-Access MySQL

TRIM関数 : 書式

書式 
 TRIM([LEADING|TRAILING|BOTH] char FROM strings)
 TRIM([LEADING|TRAILING|BOTH] strings)
引数 
 char : 削除する文字
 strings : 文字列
戻値 
 空白が取り除かれた文字列

TRIM関数 : 解説

TRIM関数は、指定した文字を文字列の右側、左側、または両側から削除する関数です。引数「strings」で指定した文字列から、引数「char」で指定した文字を削除します。指定した文字が文字列の中に複数存在する場合には、すべて削除します。ただし、削除する文字は1文字しか指定できません

削除するときには、左側、右側から指定した文字を削除していきますが、他の文字になったところで処理を終了します。

文字の左右、両側といった、どちらから削除するかを指定するのが、LEADING、TRAILING、BOTHのキーワードです。

  • LEADING:左側
  • TRAILING:右側
  • BOTH:両側

このキーワードを指定しない場合には、BOTHがデフォルトで指定されるため、文字列の両側から文字を削除することになります。

TRIM関数 : 使用例 (左側から削除)

SQL文 SELECT 文字列, TRIM(LEADING 'a' FROM 文字列) FROM trim_db;
実行結果
文字列TRIM(LEADING 'a' FROM 文字列)
aabaabaa

TRIM関数 : 使用例 (右側から削除)

SQL文  SELECT 文字列, TRIM(LEADING 'a' FROM 文字列) FROM trim_db;
実行結果
文字列TRIM(TRAILING 'a' FROM 文字列)
aabaaaab

また、削除する文字の指定を省略することもできます。この場合には半角スペースを削除することになります。このときには、FROMキーワードを使わず、TRIM関数に半角スペースを削除する文字列を指定するだけです。

半角スペースを削除するのは、LEADINGキーワードを指定するとLTRIM関数、TRAILINGを指定するとRTRIM関数と同じ処理になります。

https://ichilv.com/sql-ltrim https://ichilv.com/sql-rtrim

TRIM関数 : 使用例 (半角スペースを削除)

SQL文 SELECT 文字列, TRIM(文字列) FROM trim_db;
実行結果
文字列TRIM(文字列)
_abcdefg_abcdefg
_abc_def_abc_def

注:_は半角スペースを表す

削除は日本語であっても問題なく処理することができます。

TRIM関数 : 使用例

SQL文 SELECT 文字列, TRIM('あ' FROM 文字列) FROM trim_db;
実行結果
文字列TRIM(文字列)
あいうえおいうえお
なおAccessでは削除する文字列を指定できません。そのため半角スペースの削除にしか使うことができません。
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