【SQL】 FROM句の使い方(対象となる表を指定する)

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【SQL】 FROM句の使い方(対象となる表を指定する)

FROM句 : 書式

ORCLE  MS-SQL  MSAccess
SELECT ...
FROM <表名1> [<別名1>][,<表名2>[<別名2>]...]

FROM句 : 解説

 SELECT文で表からデータを取得するときに、データを取り出す対象となる表名をFROMキーワードの後ろに記述したのがFROM句です。複数の表を指定するときには、表名を「,」(カンマ)で区切って指定していきます。複数の表からデータを取得する場合には、SELECT句で指定する列名に、「表名.列名」と列名の前に「.」(ピリオド)を付けて取得する表名を指定します。

 次の例では、WHERE句で「tbl_name」表の「id」列の値と「tbl_order」表の「顧客コード」列の値が同じデータを選択し、「tbl_name」表の「name」列、[tbl_order]表の「商品名」列、「価格」列を取り出しています。

FROM句 : 使用例

SQL文 SELECT tbl_name.name, tbl_order.商品名, tbl_order.価格
 FROM tbl_name, tbl_order WHERE tbl_name.id = tbl_order.顧客コード;
マスタ
実行結果結果

FROM句 : 別名の指定

また、FROM句で指定する表名に別名を指定することができます。表名が長い場合などに別名を指定すると、選択リスト、WHERE句などでの条件式の記述が楽になります。別名を指定するときは、FROM句の表名の指定の後に別名を記述します。先ほどの使用例で別名を作ってみましょう。
SQL文 SELECT a.name, b.商品名, b.価格
 FROM tbl_name a, tbl_order b WHERE a.id = b.顧客コード;

FROM句 : 表の結合

FROM句では表の結合も行います。FROM句で指定できる結合のキーワードは次の通りです。結合の詳細はこちらの解説を参照してください。

【SQLの基礎知識⑭】 表の指定(FROM句)と結合
SQLにおける表の指定と結合について解説します。具体的なSQL文を使って、まずはFROM句の記述について解説し、そのあとで複数の表の結合について解説します。いちれべ.comは、オラクル、MS-SQL、MS-Access で使用可能か一目でわかるサイトです。
書式  MS-SQL  MSAccess
FROM <表名1> INNER JOIN <表名2> ON <検索条件>
FROM <表名1> LEFT OUTER JOIN <表名2> ON <検索条件>
FROM <表名1> RIGHT OUTER JOIN <表名2> ON <検索条件>

オラクルでは、これらのキーワードは利用できないので、結合条件はWHERE句に記述します。

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