FLOOR関数は、以下に対応しています。
FLOOR関数 : 書式
書式 FLOOR(number)
引数 number:数値式
戻り値 引数より小さくもっとも大きい整数値
引数 number:数値式
戻り値 引数より小さくもっとも大きい整数値
FLOOR関数 : 解説
FLOOR関数は、引数で指定した数値を切り下げて整数を求める関数です。言い換えると、引数で与えた数値より小さく、最も近い整数を求めます。負の数値を与えると、負側の最も近い整数を返します。
切り下げとは、常に数値が小さくなるほうに向かって端数を処理することです。
FLOOR関数 : 使用例
SQL文
SELECT 数値, FLOOR(数値) FROM floor_db;
実行結果
SELECT 数値, FLOOR(数値) FROM floor_db;
実行結果
数値 | FLOOR(数値) |
---|---|
0.12 | 0 |
1.23 | 1 |
2 | 2 |
-0.12 | -1 |
-1.23 | -2 |
FLOOR関数 と TRUNC関数 の違い
違いについては、以下の例文で理解を深めましょう。
SELECT TRUNC(-1.5), FLOOR(-1.5) FROM DUAL;
実行結果
TRUNC(-1.5) | FLOOR(-1.5) |
---|---|
-1 | -2 |
FLOORとTRUNCの違いについては、以下で、詳細に説明しています。
【SQL】 切り捨てと切り下げの違いについての話
切り下げとは?切り捨てとの違いについて解説しています。マイナスの値を切り下げするときには、特に注意が必要で、予期せぬ結果を招くことがあります。SQLサーバーの切り捨てについても解説しています。オラクル、MSアクセスそれぞれ端数処理した結果もわかりやすく解説しています。
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