【SQL・ORACLE】 TRUNC関数の使い方(切り捨て)

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【SQL・ORACLE】 TRUNC関数の使い方(切り捨て)

 TRUNC関数は、ORACLE に対応しています!

TRUNC関数 : 書式

書式 
TRUNC(number [,length])
TRUNC(number [,date_format])

引数
 
number:数値式
length:有効桁数
date:日付式
date_format:日付の書式

戻り値 切り捨てられた値

TRUNC関数 : 解説

TRUNC関数は、指定された引数「length」で、その桁数以下を切り捨てる関数です。ROUND関数では四捨五入を行いましたが、TRUNC関数では切り捨てを行います。

引数「length」を指定しない場合には有効桁数は1の位になるので、小数点以下を切り捨てます。

TRUNC関数 : 使用例

SQL文 
 SELECT 数値, TRUNC(数値) FROM trunc_db;

実行結果
数値TRUNC(数値)
123123
123.123123
456.456456

引数「length」を指定すると、その桁までを残して、それ以下の桁の切り捨てを行います。

SQL文
 SELECT 数値, TRUNC(数値, 2) FROM trunc_db;

実行結果
数値TRUNC(数値, 2)
123123
123.123123.12
456.456456.45

引数「length」に負の値を指定すると、整数部分にさかのぼって切り捨てを行うことができます。例えば、lengthに「-2」を指定すると、10の位で切り捨てが行われます。

SQL文
SELECT 数値, TRUNC(数値, -2) FROM trunc_db;

実行結果
数値TRUNC(数値, -2)
123100
123.123100
123.5100
456.456400

TRUNC関数 : 関連リンク

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