【SQL】 IS NULL演算子の使い方(NULLかどうか調べる)
IS NULL演算子は、以下で使用できます。
ORACLE MS-SQL MS-Access
IS NULL演算子 : 書式
<式> IS [NOT] NULL
IS NULL演算子 : 解説
IS NULL演算子は、式の値がNULLかどうかを確認する演算子です。NULLはデータベース上では、空を示す値です。比較演算子の=演算子や<>演算子などでは、NULLの比較を行うことができないため、値にNULLが入っているかどうかを確認することができません。NULLかどうかを確認するには、IS NULL演算子を使うしかないのです。IS NULL演算子は左辺の値がNULLの場合には真を返します。
IS NULL演算子 : 使用例
「販売個数」列に数字が入っていないところは、NULLになっています。まずは、IS NULL演算子を使ってみます。
SQL文 SELECT * FROM 販売リスト WHERE 販売個数 IS NULL;
実行結果
商品 | 販売個数 |
---|---|
時の卵 | |
滑稽な石 | |
洗えない洗剤 | |
進む時計 |
表:販売リスト
商品名 | 販売個数 |
時の卵 | |
滑稽な石 | |
角の固い豆腐 | 5 |
くまの着ぐるみ | 2 |
座れない椅子 | 3 |
洗えない洗剤 | |
進む時計 |
「販売個数」列にNULLが指定されている4行が帰ってきます。
NULLでないものを確認したい場合には、NOT演算子を組み合わせて「IS NOT NULL」と記述することにより、NULLでない場合に真を返すようにすることもできます。
IS NOT NULL演算子 : 使用例
以下のように記述すると、NULLが指定されていない行が帰ってきます。
SQL文 SELECT * FROM 販売リスト WHERE 販売個数 IS NOT NULL;
実行結果
商品名 | 販売個数 |
角の固い豆腐 | 5 |
くまの着ぐるみ | 2 |
座れない椅子 | 3 |
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