【PHP】空白を削除する
ltrim関数の使い方(文字列の左側の空白を削除する)
php3~ で使用できます。
ltrim関数 : 書式
ltrim(文字列 [, 削除する文字])
戻り値:左側の空白が削除された文字列
ltrim関数は文字列の左側の空白を削除します。第2引数で削除する文字を指定可能です。(PHP4.1で追加)
ltrim関数 : 使用例
- 文字列の左端の空白を削除する$str = " abc";
echo ltrim($str); →「abc」を出力
- 文字列の左端の空白のみを削除する$str = " abc";
echo ltrim($str, " "); →「 abc」を出力
<解説>
この2つの使用例は、abcの前に3つの半角スペースとタブが入っています。最初の例は、ltrim関数の第2引数を指定していないので、空白とタブが共に削除されます。2つ目の使用例は、第2引数で半角スペースのみを削除する指定ですので、タブは削除されません。
trim関数の使い方(文字列の左右の空白を削除する)
php3~ で使用できます。
trim関数 : 書式
trim(文字列 [, 削除する文字])
戻り値:左右の空白が削除された文字列
trim関数は文字列の左右の空白を削除します。メールアドレスや生成したユーザーID、パスワードに間違って空白が入らないようにするとき等に使うことができます。ltrim関数とrtrim関数の処理を同時に行うイメージです。第2引数で削除する文字を指定可能です。(PHP4.1から追加)第2引数を指定しないときは、上述のltrim関数の書式で説明した内容と同様、空白やタブなどの文字が削除されます。
trim関数 : 使用例
- 文字列の左右の空白を削除する$str = " abc ";
echo trim($str); →「abc」を出力 - 文字列の左右にある特定の文字を削除するecho trim("###中日ドラゴンズ###","#"); →[中日ドラゴンズ」が出力
rtrim関数の使い方(文字列の右側の空白を削除する)
php3~ で使用できます。
rtrim関数 : 書式
rtrim(文字列 [, 削除する文字])
戻り値:右側の空白が削除された文字列
rtrim関数は文字列の右端の空白を削除します。第2引数で削除する文字を指定可能です。指定しないときは、空白やタブ等の文字が削除されます。削除される文字は上述のltrim関数の書式を参照してください。
rtrim関数の活用例として、改行文字の制御があります。例えば、ファイルから1行読むと右端に改行文字が付加されたままの場合があります。仮に読み込んだデータが$strに格納されているとすると、この変数には改行文字が含まれているため「if($str=="東京")」のような単純な比較ができません。したがって、読み込んだデータから、rtrim関数で改行文字を取り除いておくと安全です。
rtrim関数 : 使用例
- 文字列の右端の空白を削除するecho rtrim("abc "); →「abc」を出力
- 文字列から改行文字を削除する$str = "abc\n";
echo rtrim($str); →「abc」を出力
関連リンク
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