【PHP】切り上げ・切捨て・数値を丸める関数の使い方

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【PHP】切り上げ・切捨て・数値を丸める関数の使い方

【PHP】 ROUND関数の使い方(数値を丸める)

php3~ で使用できます。

round関数 : 書式
書式:
 round ( ① [, ②]
)

引数:
 ①数値
 ②小数点以下の桁数(既定値「0」)(省略化)

戻り値:
 丸められた数値

 round関数は浮動小数点数を、指定された小数点以下の桁数で丸めます。
「丸め」は四捨五入と同様の結果となりますが、誤差が生じることがあり、四捨五入で想定する結果と異なる場合があります
round関数 : 使用例
  • 数値を指定した小数点以下の桁数に丸める
    $num = "123456.789";
    echo round($num, 2); →「123456.79」を出力
  • 数値を整数に丸める
    $num = 123456.789;
    echo round($num); →「123457」を出力
  • 数値を指定単位で丸める
    $num = 123456.789;
    echo round($num, -3); →「123000」を出力

【PHP】 CEIL関数の使い方(数値を切り上げる)

php3~ で使用できます。

ceil関数 : 書式
ceil ( 数値 )

戻り値:切り上げられた数値

 ceil関数は数値を切り上げます。

データを表示するときに全データ数と1ページへの表示件数から全ページ数を求めるときなどに使われます。

全データが35件で、1ページに10件ずつ表示する場合、全ページ数は4です。これを求めるために

ceil ( 35 / 10 )

のような式で、全データ数を1ページの表示件数で割った数値を切り上げて「4」を取得します。

ceil関数 : 使用例
  • 数値を切り上げる
    echo ceil(1.4); →「2」を出力
    echo ceil(1.5); →「2」を出力
  • 数値を一定間隔で取得する
    // 5の倍数で数値を取得する
    $num = 8;
    $step = 5;
    echo ceil( $num / $step ) * $step; →「10」を出力

【PHP】 FLOOR関数の使い方(数値を切り捨てる)

php3~ で使用できます。

floor関数 : 書式
floor( 数値 )

戻り値:切り捨てられた数値

 floor関数は数値を切り捨てます。計算結果から整数部を取り出したいときなどに使います。

秒数を3600で割り、秒数から時間数を取得する場合などに使うことができます。

floor関数 : 使用例
  • 数値を切り捨てる
    $num = 1.5;
    echo floor( $num ); →「1」を出力
  • 数値を一定間隔で取得する
    // 5の倍数で数値を取得する
    $num = 8;
    $step = 5;
    echo floor( $num / $step ) * $step; →「5」を出力
  • 秒から時間を取得する
    $sec = 10000;
    echo floor( $sec / 3600 ); →「2」を出力

関連リンク

数値をカンマ編集して見せるとき等は、number_format関数を使います。

【PHP】 number_format関数 / abs関数の使い方
number_format関数は、数値を変換した結果を取得する関数です。第2~第4引数には、それぞれ小数点以下の桁数、小数点以下の区切り文字、3桁毎の区切り文字を指定できます。abs関数は数値の絶対値を求める関数です。float(浮動小数点数)またはinteger(整数)で絶対値が返されます。
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