【SQLの基礎知識③】 SQLにおける算術演算子(四則演算)の基本
プログラム言語では、さまざまな計算や処理を行うために四則演算や比較演算の機能を用意しています。SQLは問合せ言語なので、それほど演算が重要なわけではありませんが、検索条件などでは比較を行うことになります。これらの処理のために用いるのが演算子(Operator)です。 演算子には、「算術演算子」、「連結演算子」、「比較演算子」、「論理演算子」などといったものがあります。まず算術演算子から解説していきましょう。 算術演算子は、数値型のデータに対して演算を行うときに用いる演算子です。算術演算子には次のようなものがあります。 加算 + 減算 - 乗算 * 除算 / 剰余 % 算術演算子は左辺と右辺の項の演算を行います。項には列名または数値を指定することができます。書式としては次のようになります。 書式 <列名または数値> <算術演算子> <列名または数値> それぞれの演算子について解説していきます。ここから先では、実際に表が作られていることを前提に話を進めます。表の作り方についてはこちらを参照してください。また、SELECT文を使って表の操作をしていますが、SELECT文を使った問合せについては、こちらで解説します。 【SQLの基礎知識⑨】 データベース・表の作成と削除 この章では、データベース・表の作成と削除のやり方を習得できます。プライマリキーやデフォルト値の設定方法など実践で役立つ手順を解説しています。いちれべ.comは、オラクル、MS-SQL、MS-Access で使用可能か一目でわかるサイトです。 ichilv.com 2020.05.16 加算演算子 加算演算子(+)は、足し算をするための演算子です。加算演算子を使うと、列の値に数値を加えたり、列同士を足したりすることができます。 ここでは、次の「商品マスタ」を例に考えてみます。 表:商品マスタ 商品番号...