【PHP・文字列関数】改行タグの挿入とタグを削除する関数の使い方
nl2br関数の使い方(改行文字の前に改行タグを挿入する)
php3~ で使用できます。
nl2br関数 : 書式
書式:
nl2br(文字列)
戻り値:改行タグが挿入された文字列
nl2br(文字列)
戻り値:改行タグが挿入された文字列
php4.0.5以降 | <br /> |
php4.0.5より前 | <br> |
nl2br関数は文字列の改行文字の前に改行タグを挿入します。入力フォームのテキストエリアに入力した改行は、改行タグではないので、入力確認画面などでそのまま表示させるとき行が反映されずに表示されてしまいます。そのようなときにnl2br関数を使って改行タグを挿入しておくとブラウザ上でも改行が反映されて表示されます。
nl2br関数 : 使用例
- 改行文字の前に改行タグを挿入する$str = "中\n日\n優\n勝\n";
echo nl2br($str);出力結果
中<br />
日<br />
優<br />
勝<br />
strip_tags関数の使い方(タグを除去した文字列を取得する)
php3.0.8~ で使用できます。
strip_tags関数 : 書式
strip_tags(文字列 [, 取り除かないタグ])
戻り値:タグ削除後の文字列
戻り値:タグ削除後の文字列
strip_tags関数は文字列からHTMLタグやPHPタグを取り除きます。取り除く必要のないタグは第2引数で個別に指定可能です。HTMLドキュメントからタグを取り除いたり、セキュリティ対策で文字列を加工する目的で使われます。セキュリティ対策では「<script>危険な処理</script>」のようにscriptタグに危険な処理を含む可能性がある場合にタグを削除して危険を回避します。
strip_tags関数 : 使用例
- 文字列からタグを取り除くecho strip_tags("<script>危険な処理</script>"); →「危険な処理」を出力
echo strip_tags("<test>テスト</test>"); →「テスト」を出力
echo strip_tags("<test><test2><test3>テスト"); →「テスト」を出力
//対象外のタグを指定
$str= "<div><b><i>$str</i></b></div>";
echo strip_tags($str, "<b><i>"); →「<b><i>abc</i></b>」を出力①//php7.4.0以降では、次の書式でも①と同じ結果となります
echo strip_tags($str, ['b','i']);
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