【俺の甲子園】北名古屋南2021年夏<公式戦>振り返り
2021年春大で得た課題とその解決策
UR投手の入部
夏の大会直前にUR勝山投手が入部した。速球は146km/h、スタミナと変化球はそこそこだが、なにせノーコン投手。しかし、そこは腐ってもURということで、1試合だけ練習試合をしてベンチ入りを果たした。最大の課題である投手層を厚くすることは、とりあえず達成?できた。
期待の1年生、及川外野手(20210171)スタメン入り!
ステータスを見ればわかる通り、この春、打力C→Bを達成。練習方法の変更や、新たな設備投資はしていないので、きっと家に帰ってからも黙々とバットを振った成果だろう(笑)。春はベンチスタートだったが、夏はレフトで堂々のスタメンだ。
監督の采配方針
- 打撃積極度を「待球」から「積極」に!
春大で一宮農業さんに負けてから、この夏大までの練習試合で「積極」に変更したところ、1900前後だったレートが+200くらい上がった。よって、春大は、監督スキル「カット技術」の効果を過度に期待し待球に設定していたのが失敗だったと考えられる。
- バント、代打の活用度を「積極」に!
バントについては、対戦相手の実力を見ながら積極・消極を使い分け、代打については、大事な場面で代打が起用される事を期待し、積極に設定するという結論に落ち着いた。この決断が仇となるのだが...
2021年(夏)2回戦 vs 明和女子高校さん
1回戦を5-3で勝ちあがった明和女子高校さんが、我が校の初戦(2回戦)のお相手。この明和女子高校さんは今年の3月に開校したばかりの新設校。総合評価はDで負けられない相手(我が校はB)。この試合は、1年生になるべく多くの経験をさせたかったため、ジャンケンで先行を要望したが、それは叶わなかった。
先発は1年生、先日入部したばかりのUR勝山投手。顔色は水色。2回までに押し出しを含む四球3つと持ち味「ノーコン」を存分に発揮(笑)。5回被安打6奪三振6の2失点。
2番手も1年生SR加藤投手。勝山投手とは対照的にコントロールが良いが、あとは普通という投手。こちらは3回を被安打1の無失点と結果を残した。
成長著しい及川外野手を先頭打者に抜擢したが、初戦ということで硬くなっていたのか、結果は4タコ。チームとしては、相手のR投手に3回まで1点に抑えられるが、4番サードでキャプテンの臼井選手の2点タイムリーツーベースで4回に逆転。その後加点し8回コールド勝ちで3回戦に進出した。
2021年(夏)3回戦 vs 名古屋中高校さん
2回戦で起工業高校さんを 8-3 で破った名古屋中高校さんが3回戦のお相手。名古屋中さんは、多忙?なのか、練習試合をほとんどしない学校で、4月2試合、5月7試合、6月2試合という実績だった。また、攻撃陣の中には、レベル上げが完全に終わっていない選手がスタメンにいたりするチーム。とにかく我々としては、自分達の野球をやれば勝てる!?という感覚で3回戦に挑んだ。
3回戦当日、まずは投手起用。絶好調の下田と長岡には、大会前にリリーフで起用すると伝えていたので、先発候補としては、橋野、荒井、加藤、勝山の4名。結果的に先発は好調でスタミナもある橋野を起用し、5回まで橋野、6回以降は長岡→下田のゲームプランとなった。
攻撃陣は、初戦と同じオーダーでプレイボールを迎えた。
名前 | 学年 | 番号 | スタミナ | 調子 |
UR橋野 | 3年 | 102 | C | 好調 |
SR下田 | 3年 | 050 | F | 絶好調 |
UR長岡 | 2年 | 102 | F | 絶好調 |
UR荒井 | 2年 | 104 | E | 普通 |
SR加藤 | 1年 | 053 | D | 普通 |
UR勝山 | 1年 | 101 | C | 疲労 |
不利?と噂される先行だが、先に点を取って有利に試合を進める意味で、敢えて先行を選択。珍しくジャンケンに勝ち、先行となった。
相手の先発投手は、2年生左腕でコントロールが武器の秋葉投手(106)。球速は決して速くはないが、スタミナがそこそこある。投手評価:Bで、調子は普通。我が校は打撃のチーム。決して打てない投手ではない。
試合は、我が校が先制するがシーソーゲームの末、 3-5 で試合終了。
この試合のポイントは7回表の選手起用だった。
6回表に同点に追いつき7回表の攻撃。ノーアウトからキャッチャー小西選手がヒットで、勝ち越しのランナーが出ると、迷うことなく代走を送る。
さらに、ラストバッターのショート山田選手に代打工藤選手を送り、犠牲フライで代走の滝川が返り勝ち越しに成功する。
代打と代走を出したので守備位置変更となるのだが、問題はココだ。
代走を送られた小西選手はこのチームの正捕手で肩がC評価。2番手捕手である工藤選手の肩はE評価。
代打を送られた山田選手は、チームで唯一のショートを守れる選手。その山田選手に替わってショートに入ったのがファーストがメインの滝川選手。守備に不安を抱えたまま、1点のリードを守ることに...
7回裏、先頭打者がいきなり内野安打。どこに飛んだ打球か記録されていないが、きっとショート?なんだろう。そして、捕手の肩力をあざ笑うかのように盗塁成功。同点のピンチで2塁打を許すと、完全に流れを失い内野がエラー、盗塁、四球、押し出し四球。我がチームの守備が崩壊し3失点。
失った流れを引き戻すことができないまま、我が校の短い夏が終わった。
2021年(夏)反省会
有望選手が入部しチーム打力の評価がAになり、この夏の大会でキャリアハイの成績を達成できるチャンスと思い挑んだ大会だった。しかし、結果は3回戦敗退。1勝に終わった。
監督の采配ミス
代打・代走活用度の設定は、それぞれ 積極・普通・消極 から選択可能だが、今大会はともに積極に設定した。打力・走力ともに能力が高い選手がベンチにいたため、積極的に出場機会を与えることで得点力をアップさせることが狙いだった。しかし、それが裏目に出た。守備の要である捕手やショートの選手に、代打・代走が送られた。それにより守備力が著しく低下し、致命的な失点をしてしまった。
代打・代走ともに活用度を消極にしていれば、恐らく捕手には代走は送られなかっただろうし、ショートの選手に代打を出されることもなかっただろう。その結果7回の攻撃で勝ち越すことはできなかったと思われるが、その裏の守備で失点する可能性も低かっただろう。試合がもつれれば総合力が高いチームが有利となり、勝つ可能性が高まったのではないか。
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